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1 置戸町にて
ゲスト

hirasawa 2013-6-18 18:23  [返信] [編集]

今年のゼミの実習が置戸町で行うこととなったので、先日置戸町に行ってきました。
置戸町はいま人口が3300人くらいの町です。かつては林業で栄え、1万3000人の人口がありました。いまは町の中心産業は農業と林業です。有名なのは、オケクラフトという木工品です。また夏祭りには人間ばんばという人間が500キロの丸太を載せたそりで競争する行事もあります。
 ところでこの町には立派な図書館(置戸町生涯情報センター)があります。蔵書は12万冊、本学の図書館が60万冊といわれていますので町の図書館としては蔵書が多いといえます。写真を載せることができないので残念ですが、置戸の木を使った雰囲気のある建物です。中には薪のストーブ(デレッキ)もあり、実際に冬には薪を焚いているそうです。本を読んでいるときに、ふと目を上げて、薪の燃える火を見つめて思索にふける、などという光景が頭に浮かびます。
1992年に本学から出版された北海道文化論の中の1冊にこの町の図書館長だった澤田正春氏(当時、滋賀県立図書館長)の講演が載っています。そこでは図書館をこの町の社会教育のなかで大きな役割をもたそうとしたことが書かれています。「地方の小さな町や村に、これだけ情報が過多の時代にありながら、地域の生活にとって必要とする情報がどれだけあるだろうか。情報の過疎地になりたくない。自分たちの生活や暮らしを高め、考えていくための情報を、どんな町や村に住んでいても、得られるように農家の軒先まできちんと図書館の活動を進める。」「図書館は情報の公開利用などとともに、資料の提供を通して、住民の判断を支えるものです。ある意味で、民主主義や地方自治の制度そのものを支え、まちづくりのもっとも基礎となる機関でもあるわけです。」
置戸町には移動図書館もあり、小型バスくらいの車にたくさんの本が積まれています。住民一人あたりの貸出冊数は15冊程度となっています。
置戸町はいまどの町にもあるように人口の減少に直面しています。その状況を乗り切ることにこの図書館が果たす役割は小さくないと思いました。


置戸町にて hirasawa 2013-6-18 18:23 ←いまここ
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