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1 伊達氏の決断
ゲスト

hirasawa 2015-2-2 19:04  [返信] [編集]

先日、NHKのBS「英雄たちの決断」で北海道の伊達市の礎をつくった伊達邦成を取り上げていました。伊達邦成は、幕末の仙台藩伊達市の重臣でいまの宮城県亘理市に領地を持っていました。ところが戊辰戦争で敗れ、領地を取り上げられてしまい、そこで家臣をつれて伊達市に移住し、開拓を行いました。この開拓の成功から伊達邦成は民間人として初めて天皇陛下から勲章を授けられることとなりました。同時に受勲したのが渋沢栄一と言いますから、どのくらいのものであるかがわかります。
その番組では、西欧の新技術や甜菜などの作物の導入、開拓のための組織作りなど開拓の成功に導いた要因についても触れられていました。なぜこのような話をするかというと、実はその開拓の遺伝子がいまの伊達市にもあるのではないかと思われるからです。伊達市では、いくつかの興味ある取り組みを最初に導入したことがあるからです。いまではふつうになったゴミの有料化ですが、これをいち早く始めたのが伊達市です。私は講義で環境問題のビデオを見せていましたが、この問題で取り上げられていたのが伊達市でした。また商店街の道路が狭く、不便だったので、ほとんどの商店をセットバックして道路を広げ、さらに電線を地中化したり、店に瓦屋根をつけ、江戸時代のような雰囲気を出す通りにしたりして、まちの景観を重視したのも伊達市の取り組みが早かったように思います。
 経済学部の産業調査演習でも伊達市を訪れましたが、そのときは高齢者を中心とした伊達市への移住によるまちづくりである「ウェルシーランド構想」を調べるためでした。「この街は、なぜ元気なのか?」という伊達市を取り上げた本があるくらいです。
いま地方消滅などと言うことが語られていますが、開拓の精神に立ち返って取り組むことが必要なのかもしれません。


伊達氏の決断 hirasawa 2015-2-2 19:04 ←いまここ
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