片山 一義 教授

片山 一義 教授 Kazuyoshi KATAYAMA

片山一義准教授

担当科目

社会政策,労働経済論,経済学入門A

専門分野

社会政策,労働史

研究テーマ

日本及びアメリカ合衆国における失業問題を中心とした労働政策史研究

労働者供給業,労働者派遣業,営利的職業紹介業及びそれらに対する政府(規制)政策の歴史的展開過程について日米の比較研究を行う.雇用の弾力化・規制緩和,特に労働者派遣,有料職業紹介事業の拡大のもつ意味およびその問題点について研究する.

戦前期北海道・樺太の労働史研究

戦前期北海道及び樺太において特徴的な労働史研究,特に「北辺労働」としてみれば,建設・鉱業を中心した「タコ部屋」,蟹工船で知られる北洋漁業の拘禁的労働,さらには小樽や樺太・沿海州にわたる「木材積取」港湾労働がよく知られる.このうち,現在は「木材積取人夫」の労働形態を取りあげ,独自な「間接雇用」形態の制度や朝鮮人労働者の利用の仕方について,資料蒐集しつつ分析を進めている.

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所属学会

社会政策学会,労務理論学会,大学評価学会

社会活動

 

E-mail

katayama

ゼミナール

ゼミI 現代日本の社会保障,労働環境

日本の社会保障制度の仕組みと現状,及び労働経済に関わる様々な現象(雇用・失業問題,労働諸条件問題)についての基本的な知識を獲得する.同時に,文献収集の仕方や統計書等の基礎的資料を利用の仕方を身につける.

ゼミII 社会・労働政策と「構造改革」

1990年代以降の日本の労働政策について,関連法制を把握し,日本の現状を分析する.特に,「構造改革」の中で様々な労働制度がどのように変容してきてきたかを理解する.また,後半では,卒論の作成に向けて,各自の研究テーマを決定し文献を読破しつつ,問題関心を深める.

 

ゼミIII 卒論の作成にむけた総合的研究

前期は卒論テーマに関連する基本文献を収集・読破し,それを各自ゼミ時間に紹介する.後期は, 各自卒論の中間報告を繰り返し,最終的には卒論の作成へとつなげる.

 

学生にお勧めの書籍

 (1)大学時代にしか絶対に読めない「古典」と呼ばれる書物
1.K. マルクス『資本論』(第1巻だけでもよい)
2.『服部英太郎著作集』(第1巻〜第7巻)未来社, 1967年
3.『戸木田嘉久著作集』(第1巻〜第5巻)労働旬報社, 1989年
4.『家永三郎』(第1巻〜第16巻)岩波書店, 1997年
5.丸山眞男『現代政治の思想と行動, 増補版』未來社, 1964年

(2) 経済学分野から「構造改革」批判を勢力的に展開してきた二宮厚美氏の書物
1.『安倍政権の末路 アベノミクス批判』旬報社 , 2013年7月
2.『福祉国家型財政への転換 : 危機を打開する真の道筋』大月書店 ,2013年5月
3.『橋下主義解体新書』高文研 ,2013年1月
4.『新自由主義からの脱出 : グローバル化のなかの新自由主義VS.新福祉国家』新日本出版社 ,2012年4月
5.『新自由主義の破局と決着 : 格差社会から21世紀恐慌へ』新日本出版社 ,2009年2月

学生へ一言

 学生時代の4年間は,あっと言う間に過ぎ去ってしまいます.この期間は,勉学はもちろんのこと,「人間力」を磨き上げる大事な期間です.これまでの自分を振り返り,何でもいいですから,それぞれの思う「何か」に打ち込んでみて下さい.