カリキュラムのねらい

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カリキュラムのねらい

経済学部カリキュラムのねらい

ねらい1

経済学を通して人間と人間の関係を理解することです。社会科学の一分野である経済学を通して市民社会における人間と人間との関係を認識することです。経済学は、もともと、道徳科学(Moral Science )あるいは道徳哲学の一分野です。経済学は、市民としてのモラルを身に付けた人間ならびに、その市民の生命と財産を守る社会取引の仕組みを前提にし、その人間の取引行為やその行為の公平性を取り扱う学問の体系です。人間と人間の関係は一つの社会現象(インフレ、失業、財政赤字、株価の上昇など)として現れ、その現象の背後にあるもの(規則性や法則性)を理解するために調査・分析することによって、人間と人間の関係を究めるのが経済学です。

経済学部専門科目の「入門科目群(A群)」と「基礎科目群(B群)」において、経済学入門、日本経済史および西洋経済史ならびにミクロ経済学やマクロ経済学において、経済学の基本的な知識や考え方を学び、同時に、経済学の大前提である市場経済成立の条件や、個人の財産権や所有権が法律(憲法)で守られていること、あるいは、市民社会と市場経済の関係を学びます。また、公共経済学や財政学などで、日本の財政制度や公共部門の意義を学ぶと共に、公共財の供給の問題を巡って個人が公的部門とどのように関わっているのかを模索・思索し、また公共財の負担の意味ならび広く租税の社会的意義とその必要性を学びます。また、社会政策では、働く人々の権利と職場環境の変遷を学ぶのみならず、今日社会問題化している社会負担(社会保険)や社会給付(年金給付や社会扶助)の観点から、国民の生きる権利とその義務(負担)について学びます。プロゼミナールおよび専門ゼミナールIにおいて、人生一般に関わる多様な問題について学生と教員が親密なコミュニケーションを保ち、人間性の育み、さらに、全学共通科目において「幅広く深い教養および総合的な判断力を養い、豊かな人間性を涵養」します。

ねらい2

経済学を日常生活に結びつけることです。経済学部専門科目「基礎科目(B群)」において、経済学の諸概念およびその思考方法、さらに現実の経済社会を分析する能力を鍛え、卒業後も幸福で豊かな日常生活を営むに必要な知識を学びます。同時に生活者として経済学を日常生活において体験・実践する努力が求められます。また、専門ゼミナールIIにおいて、経済学の専門知識や思考方法を学びます。

ねらい3

積極的に現代経済の問題に取り組む能力を磨き鍛え、国際的視野と地域視点を持って、現実の社会で活躍する人材育成をすることです。経済学部カリキュラムの「現代経済科目群(CI群)」と「地域・国際科目群(CII群)」において、産業経済の問題(雇用や金融や産業などの問題)や地域・国際経済(日本経済の雇用や財政・金融問題、地域経済の雇用や地方財政、地域開発、アジア経済、EU経済など)の問題を学ぶことができます。産業調査演習やインターンシップや経済学部特別講義において、産業社会の現場や地域社会の実態を体験・経験し、産業や地域社会に興味関心を抱きつつ実践的能力を磨き鍛えることができます。専門ゼミナールIIIにおいて、教員の指導のもとで、現代経済の問題や地域・国際経済問題を分析する能力、および総合化する能力を研鑽することができます。
(経済学部のカリキュラムのねらいは、3つの経済学部の教育目標に関連しています。)