経済学部公開講座の様子をお伝えします

経済学部公開講座の様子をお伝えします
投稿日時: 2018.01.30 (58 ヒット)

今年も経済学部公開講座を9月から行っています。今年のテーマは

「北海道における1次産業の現状と課題」

です。11回から15回までのご講演の様子をダイジェストでお伝えします。



第11回目は昭和木材株式会社 代表取締役社長の高橋 範行 様から「国産材時代の到来、輸入材との共存共栄へ」というタイトルで講演していただきました。講演では、様々な木の種類やその用途が説明され、需要の状況、木材の自給率の状況などが説明されました。その中で、輸入材が多いことが改めてわかりました。また、北海道にあるトドマツが伐採期になりつつある事などが紹介されました。さらに、昭和木材が手掛けた旭川駅の内装工事を紹介しながら、今後木材加工・販売展開に関わる課題を提示され、どのようにすべきか将来の展望をご説明いただきました。

第12回目は株式会社菊水 代表取締役社長の 杉野 邦彦 様から「ローカル力を生かす 〜地域連携の価値づくり」というタイトルでご講演していただきました。まず麺業界の現状をご説明いただき、菊水はなまラーメン業界では全国で3位、北海道では1位の市場シェアがあることが紹介されました。現在の商品をどのように作り出してきたのかをナンバーワン戦略とオンリーワン戦略を交え、解説いただきました。さらに、江別市における小麦を用いたブランド作り現状をご紹介いただきました。



第13回目はイオンアグリ創造株式会社 代表取締役社長の福永 庸明 様から「企業が考える農業経営」というタイトルで講演していただきました。講演では、なぜイオンが耕作放棄地に農場を構えることになったのかといったことから、企業が農業に携わることに必要なこと、現在の施設の状況などをご説明いただきました。企業が農業を経営するためにはそこに携わる人材が非常に重要であること、マニュアル化することにより誰でも同じ農作物を生産できることの重要性などが印象的でした。


第14回目は酪農学園大学 教授の井上 誠司 様から「時代とともに変遷する北海道農業の特徴と課題」というタイトルで講演していただきました。まず北海道における農業の特徴として、大規模であること、プロ農家が多いこと、個別志向が強いこと、明瞭な地帯区分があることなどが紹介されました。一方、今後の課題としては離農や過疎といった問題、市場開放と農産物価格の低下などを挙げられていました。北海道農業の現状と課題がよくわかる講義でした。


最後の第15回目は本学経済学部教授の山田 智哉が全体のまとめとした講演をしました。
各回の内容を復習するとともに、学生に課した課題を元に、現在の若者が1次産業をどのように捉えているのかなどを紹介しながら、今後の1次産業のあり方についての考えを述べていました。


このように、毎回面白く教養が広げられる講演をしていただきました。受講した学生や一般の方からは様々な現場の声を聞くことができた、違った視点で物事を見ることができるようになったなど、反響が大きかった講義だといえます。

来年度は国際経済をテーマとした講義を企画中です。ご案内は9月ごろになると思いますので、ぜひご参加いただきたいと思います。

第2回から5回までの内容はこちら

第6回から10回までの内容はこちら